私は世界の現実の中で自分自身かけがえの無い存在であることを認識する為に創作する
それは自分と世界との関係を新しく創る作業 この関係を日々更新する作業それが創作

毎日世界の何かを目撃する その何かに感動したり
憤りを感じたりすること それがモーテイベーションになり物語が始まる
自分の魂が平板であったり 揺れ動かなければ どんなに感動する場面にであっても動機にはならない
虐げられた人間を見て何も感じない  理不尽な状況に対して怒りをおぼえたりしない
心の響きがなければ創作につながらない

モーテイベイションは時間に制約されない  現在過去未来のすべてを通してモテイーフになりうる
生きる節目のすべてが動機になりうる  歩いていて躓く 躓かなければ 物語りは出てこない
創作ーイリュウジョンー現実よりも激しい物語りをつくる  事実を越える虚構の世界ー創作
生涯真実であると貫きとうせる虚構の世界  それは真実のそして現実の世界になる
       
カフェに座り 道行く人を見ながら ふと気になる人を見つけ
傍らに席を移し 会話を始める
その自分を もう一人の自分が見ている  そこから物語が始まる

静かな遺跡に身体をよこたえ 吹く風に4000年まえの薫りをかぎ
人々の雑踏とどよめきを感じ その人々の姿が見え そして生活がはじまり
私がその中に溶け込んだ時 物語ははじまる

創作者とは語り部である